本音とは?
コミュニケーション上の
大きな誤解の一つに
「言いたいことを言うとケンカになる。」
というものがあると思います。
「私はいつも言いたいことを言っているのに、
相手が何も言おうとしない。」
「こっちは話そうという気で会話しているのに、
相手が心を開かない。」
という場合は、
言いたいこと(言っていること)=本音ではないこと
ということが考えられます。
”本音で話す”ということを
理解しているかどうかで
会話の内容は大きく変わってきます。
本音とそうでないものの例を挙げてみますので、
参考にしてみて下さい
★本音でないもの(あなたは~しなさい。)
「テーブルの上に缶を”置かないで”!」
「まだ準備してるの!?”早くしてよ”。今日は出かけるってわかってたでしょ!」
「遅く帰って来るなら”連絡してよ”!」
☆本音(私は~と感じる。)
「倒れるんじゃないかと”心配になるから”テーブルの上に缶を置かないで。」
「今日一緒に出掛けられるのを”楽しみにしていたよ”。準備はまだかな?」
「遅く帰って来る時は、事前に連絡してくれると”安心だな”。」
違いに気づいていただけましたか?
★本音でないもの、は
「あなたは~(行動)しなさい。」
→缶を置かない・早く準備する・連絡する
と相手の行動を非難しているのに対し、
☆本音、は
「私は~(気持ち)と感じる。」
→心配・楽しみ・安心
と自分の気持ちを伝えています。
★「まだ準備してるの!?今日は出かけるってわかってたでしょ!」
と言われると、
相手は少なからずイヤな気持ちになるかもしれません。
☆「今日一緒に出掛けられるのを楽しみにしていたよ。準備はまだかな?」
と言われると、
逆に嬉しい気持ちになるのではないでしょうか?
『本音』とは文字通り
『本当の音』
と捉えるとわかりやすいかもしれません。
心配・・・ハラハラ、ヒヤヒヤ
楽しみ・・・ワクワク
安心・・・ホッ
絶望・・・ガクッ、ズーン
このように『音』に置き換えられるものを
会話の中に取り入れてみると、
「言いたいこと(本音)を言ってもケンカにならない。」
ということを感じていただけると思います。
今、自分はドキドキしているか?
今、自分はヒヤッとしたか?
今、自分はワクワクしたか?
と、普段からちょっと意識して
自分の本音に耳を傾けておくと、
いざという時に
相手に誤解を与えることなく
自分の気持ちを伝えることができるようになります。
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心理カウンセリング/マインドブロックバスター
石川県金沢市
カウンセリング・ルーム 楽庵
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