競わせない
兄弟の特徴として
兄は優しく
弟を思いやり、
弟は兄を慕い、
後をついて行きたがる
こんなイメージはないでしょうか?
兄弟って自然にそういう風に
育つものだと思います。
ですから
もしも
「兄弟はお互いに
競い合うことで
成長していく。
だから子供のうちから
意識し合って
競争することは良いことだ。」
という考えの元に
兄弟を競わせようとする方がいたら
ちょっと考え直してほしいのです。
かわいいはずの弟が
憧れの兄が
”競争相手”になってしまう。
”競争”なんだから
”勝たなきゃいけない”
”負けてはいけない”
”勝つことに意味があるのだ”
”勝った人間だけが認められるのだ”
”(兄に/弟に)負けるわけにはいかない”
この感覚は子供時代から
培われます。
それが証拠に
競わせた時の兄弟は
決して穏やかではないはずです。
ケンカになるのが常ではないでしょうか。
それが子供のサインです。
嫌がっているのです。
助け合って生きていくために
兄弟としてこの世に生を受けた
二人が
戦うべき相手になっている
兄弟で競わされることが
どれだけ子供の心を傷つけているか
今一度立ち止まって考えてみてほしいのです。
そしてどうか
勝つか負けるか
どちらが上でどちらが下か
ではなく、
どちらであったとしても
大事な子供たちなんだよ、と
伝えてあげてほしいのです。
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心理カウンセリング/マインドブロックバスター
石川県金沢市
カウンセリング・ルーム楽庵
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