アドバイスしてはいけない!?
カウンセリング技術を学び始めた時、
一番衝撃を受けた教えは
「アドバイスをしないこと。」
というものでした。
「えっ、、、、、!?」
と固まってしまい、次の言葉が出てきませんでした。
『人には自分の問題を解決する能力がある。
カウンセラーにできることは
解決策に辿りつけるように
サポートすることだけだ。』
というのが超基本の考え方です。
そして
『アドバイスというのは
アドバイスする側の知識や経験に
基づいたものであり、
それがクライアントの悩みに
必ずしも合致するものであるとは
言えない。』
だから
『”アドバイス”が必ずしも
問題解決の役に立つとは限らない。
時にそれは妨げとなり、
問題解決の道筋から逸れてしまう。』
ということを学びました。
それまでは友人や知人が
悩んでいる時には
それはもう
一生懸命考え抜いて
自分の知りうる限りの
知識と経験を総動員した
アドバイスをしていました(^_^;)
「そうじゃなかったんだ、、、。」
と知った時の衝撃と言ったら。
本当に
言葉が出ませんでした。
そして思い出したものです。
「そう言えば
あんなに一生懸命考えて
解決策を考えてあげたり
良いアドバイスをしてあげた
と思っていたのに、
なんか(相手が)腑に落ちない顔をしていたなぁ。と。」
ですから
カウンセラーの仕事はアドバイスすること、
ではないのです。
現在は
「この方は○○という
考え方を知らないだけかも
しれないな。
これを知ることは
お悩み解決の糸口となるな。」
というよほどの確信がなければ
アドバイスはしません。
むしろアドバイスなどは
しないように心掛けている
くらいです。
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心理カウンセリング/マインドブロックバスター
石川県金沢市
カウンセリング・ルーム楽庵
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