その悩みはあなたの悩み？
「課題の分離」
という言葉があります。
”アドラー心理学”
と聞いたことがある人はピンと
来るかもしれません。
分かりやすい言葉で言うと
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「自分の悩み」と「他人の悩み」を区別する
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ということです。
区別する方法として、注目してもらいたいのは
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「自分で変えられること」＝「自分の悩み」
「自分では変えられないこと」＝「他人の悩み」
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という点です。
例） 「夫が洋服を脱ぎっぱなしにするんです。
私が何度注意しても知らん顔。
いつもいつも片付けるのは私で
夫は一向に気にしていない様子です。」
結論から言うと、この場合に悩みを抱えているのは
夫が洋服を片付けてくれなくて”困っている私”です。
誰の問題かと言うと、”困っている私”の問題です。
夫にとって洋服を脱ぎっぱなしにしていることは
悩みでも問題でもありません。
平気な様子をしていることからも
そのことが伺えます。
「夫さえ私の言うことを理解してくれれば
この問題は解決するのに！！」
と思っているのであれば、
ご主人が変わるまで
その問題は無くなりません。
つまり相手が変わらない限り
あなたの心に平穏は訪れないということに
なってしまいます。
その場合、あなたの心の平穏は他人次第です。
少し難しく思われるかもしれませんが、
理解に努めてもらいたいことがあります。
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私たちは自分を変えることができても
他人を変えることはできないのです。
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それでは自分の他人への働きかけは
全くの無意味なものになってしまう。
そのように思われますか？
人と人とのやりとりが
空虚なものに感じられますか？
しかし一つ言えるのは、
まずは自分が変わることで
他人に影響を与えることは可能だ
ということです。
例えば先程の女性の場合は、
・洋服を脱ぎっぱなしにする理由を聞く
（人のすることには必ず理由があります。）
・自分が困っている旨を冷静に伝える
（感情的に言うと、相手が耳を塞いでしまいます。）
・解決策を一緒に考えてもらう
（二人で考える、ということがポイントです。）
というように
”注意する”のが当然だった自分を
”話し合いを試みる”自分に変えるというのも一つの方法です。
また、
・洋服入れとしてカゴを置く
・脱いだ時すぐに使えるようにハンガーを置いておく
のように環境を変えることで問題が解決するかもしれません。
いずれにしても
まずは自分のやり方を変えてみる
という点で共通しています。
その結果として、ご主人の言動が変わる
という可能性が出てきます。
「課題の分離」は
初めて聞いた方には
少し取り入れにくく感じるかも
しれません。
しかし「自分の問題」と
「他人の問題」を区別し
他人の問題について悩む必要がないのだ
と理解することは
人生をとても生きやすいものに
してくれます。
今後も時折取り上げていきたい
テーマの一つです。
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心理カウンセリング/マインドブロックバスター
石川県金沢市
カウンセリング・ルーム 楽庵
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