人間関係の悩みを解決するために
人間関係の悩みについて
お話しを伺う時に
クライアントの方は
まず現状を説明して
くれるのですが
必ずと言っていい程
「“あの人”がいかに悪いか」
ということを話されます。
当然ですよね。
相手の言動が
自分の気に入らないことであったり
理解できないような不可解なことであったり
するわけですから
「もうやめて!」
「誰かあの人をどうにかして!」
と言いたくなる気持ちは
よくわかります。
(私自身、過去に何度も経験していますから、、、)
ところが
一通りクライアントさんの
気持ちが治まるまで
お話しを聞いた後に
思わず
「え??」
と驚かれそうな
あることを
アドバイスすることが
あります。
それは
『見る方向を変える』
ということです。
どういうことかと言うと
問題となっている相手のことを
話している時、
クライアントさんは
相手のことだけを見ています。
それは
自分のことは見ていない
のと同じことです。
ですから
その問題が起こった時に
自分は
何を考え、
どう感じていたか?
を思い出してみて
もらうのです。
自分のことを見る
ようにしてもらうのです。
誤解しないでほしいのですが
これは決して
「相手のことばかり非難していないで
自分自身の悪いところを直視して
反省しましょう。」
ということでは
無いのです!!!
では一体なぜ
自分を見る
のか?
それは
「自分が少しでも
ラクになる方法がないか?
それを探すために
“自分を見る”のです。」
悩んでいる人に
「自分の行いを振り返って反省しましょう。
あなたにも良くないところがあるのです。」
と言ったとしても
ただの批判に終わってしまうことがほとんどで
サポートの手を差し伸べることには
なりません。
それでは問題解決が遠のくばかりです。
あくまでも
その人自身が
問題解決につながる糸口を
自分自身の中に探してみる、
自分の中に答えがある、
と知るための行動なのです。
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石川県金沢市
心理カウンセリング・ルーム楽庵
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