聞いてほしい、わかってほしい
人の心には
「聞いてほしい」「わかってほしい」
という欲求があります。
これは誰の心にもある欲求です。
悩みを相談するということは、
まず第一に自分の中の
「聞いてほしい」「わかってほしい」
という欲求を満たすため、
とも言えます。
実際この二つの欲求が十分に満たされた段階で、
自然に解決策が浮かんで来たりするものです。
ところが人に悩みを相談した時に
「いつの間にか話す気がなくなっていた」
という経験はありませんか?
悩みを聞いてくれた人があなたのために
親身になってくれたことはわかるとしても、
なんだかすっきりしないままに
話しが終わってしまった、
というようなことが。
相手がアドバイスや指摘、他の考え方を
一生懸命話してくれたとしても
あなたの心は晴れないまま、
という感じでしょうか。
そういう場合はあなたの中の
「聞いてほしい」「わかってほしい」という欲求が
満たされていないままになっている可能性がとても高いです。
まずは黙ってじっくりあなたの話しに耳を傾けてくれる
相手を見つけることが必要なのかもしれません。
逆にその場では悩みが解決しないままに
話しが終わったけれども、
その日の夜になんとなくこうしてみようかな、
という新しい考えが頭に浮かんだ、とか
その後数日で悩んでいたことすらも忘れた、
という場合はあなたの心の奥の部分(本音)に
触れるような会話ができていたということになります。
人に悩みを打ち明けることは決して弱さの表れではありません。
自分の中の「聞いてほしい」「わかってほしい」という
希望を叶えてあげるために、
あなたがあなた自身のために取る行動です。
自分自身を大事にしてあげたい、という気持ちから来る行動なのです。
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心理カウンセラー/マインドブロックバスター
石川県金沢市
カウンセリング・ルーム 楽庵
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