自分で自分を受け止める方法
心で感じることと
頭で考えることは
別々のものなのだ。
そう意識してみると
自分の本音に近づきやすくなります。
簡単に二つの違いを述べると、、、
①心で感じること
→真っ先に思ったこと
=自分の心の声
②頭で考えること
→「でも」「だけど」で始まるもの
(他人から言われ続けたこと、世間の常識など)
=他人基準の選択肢
となります。
朝起きた時に
「あ~、体が重い。
仕事に行く気がしない。
だけど今日は大事な案件の締切があるし、
休むわけにはいかない。
なんだかだるいなぁ
風邪かな?
体調管理もできないようでは
社会人失格だと思われるし
なんとか頑張って行くか
、、、、、ハァ。」
こんな思いが頭の中を渦巻いたとします。
この場合は、
①心で感じたこと
→体が重い。会社に行く気がしない。
②頭で考えたこと
→締切だから休むわけにはいかない。
体調管理ができないと社会人失格。
頑張って行く。
と思いを分類することができます。
①では心の声が聞こえているのですが、
②でその声を打ち消してしまっています。
締切に間に合わなければ
自分以外の人に迷惑をかけてしまう、
という考えと
体調管理ができないことで
他人から社会人失格と思われたくない、
という他人目線を優先した思考が
働いています。
心の声に従うことが
自分を解放する道に
つながるのだとすると
「体が重いから、会社を休む。」
という方法を選択したいところです。
それができない場合は
せめて自分の気持ちを
一旦受け止める
ということをしてみてほしいのです。
やり方はとても簡単です。
①と②の間に”間”を置く
+
心の声を聞いた通りに繰り返す(=受け止める)
だけです。
頭の中の思いがこのように変化します。
↓
「①あ~体が重い。仕事に行く気がしない。
、、、、、、、、、、。(間)
そうかぁ、体が重いんだね。それで会社に行く気がしないんだね。(受け止める)
、、、、、、、、、、。(間)
いやだよ~!休みたい~!
、、、、、、、、、、。(間)
いっそ休んでしまいたいと思っているんだ?(受け止める)
、、、、、、、、、、。(間)
そうそう!いっそ休みたい!
、、、、、、、、、、。(間)
そうか、その気持ち、よくわかったよ。(受け止める)
、、、、、、、、、、。(間)
②だけど今日は大事な案件の締切があるし、
休むわけにはいかないんだよね、、、。
今回の仕事はチームでやってるし、
みんな成功させよう!っていう意気込みで
頑張ってきたからなぁ。
ちょっと体が重い気がするけど、
あとひと踏ん張りだ!
支度して出勤しよう。」
自分の中から
自然にいろんな声が
聞こえてきます。
自分で自分の心の声に
耳を傾けてあげたことで、
自発的で前向きな考えが
生まれてきたことに気づかれましたか?
このように①と②の間に
ワンクッション置いて
自分の心の声を受け止めることは
とても重要な意味があります。
私たちは普段、
膨大な量の考え事をしているため、
あるいは日常生活をこなすことに
精いっぱいになっているため、
自分でも自分の思いを
受け流してしまうことがあります。
これからはほんの少しだけ意識して
”心の声”
に耳を傾けてみてほしいのです。
あなたの理解を
心から必要としているのは、
他の誰でもない
あなた自身なのですから。
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心理カウンセリング/マインドブロックバスター
石川県金沢市
カウンセリング・ルーム 楽庵
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