金沢|カウンセリング・お悩み相談【楽庵】

お知らせ

『 コミュニケーション講座 』2ページ目

➜コミュニケーション講座

 

5)実践!会話例

  ”カウンセラーとクライアント様”編 

※個人が特定されないように変更を加えてあります。

 
〖状況〗
 
▼当時6才の兄が、4才の弟がいない間に
 弟の分のおやつを食べてしまった。
 後で弟が気づき、兄弟ゲンカになる。
 
 母親が止めに入るが兄は反発し続ける。
 いつまでもケンカを止めない二人のことを
 苛立った父親が怒鳴りつける。▲
 
21kenka.jpg
最初にこじれる会話例を想定してみます。
その後、塚田とクライアント様が交わした
会話をご紹介しますね。
 
 
6)こじれる会話例:A        
 
 弟「お兄ちゃんがおやつを勝手に取った!
   怒ってよ!!」
母親「お兄ちゃん!人のおやつを勝手に
         取ったらダメでしょ!返しなさい。」
 兄「そんなに大事なものなら
         どうしてちゃんと隠さなかったんだ!
   わざわざ見えるところに
   置いておいたあいつが悪い!」
 弟「勝手なこと言うな!ずるいずるい!!」
母親「もう、、、お兄ちゃんがそんなことして
   弟がいつか真似したらどうするの?
   自分がされてイヤなことを人にしちゃ
   だめよ。」
 兄「真似したかったらすればぁ?」
母親「何なの?その言い方は!」
父親「やかましいっ!お前達静かにしろ!!」
 
3人(父親の怒鳴り声に一瞬シーンとするが
   兄弟のにらみ合いは終わらない)
 
父親「お前は年長のくせに弟を泣かして!
   何を考えてるんだ!」
  (兄のことを叩く)
 兄(驚きとショックで言葉が出ない)
 弟(父親への恐怖で身体が動かない)
母親(夫のやり方に呆れ果てている)
 
23kireru.jpg
 
7)こじれる会話例:B        
 
あるいはこういう会話もあるかもしれません。
 
 弟「お兄ちゃんがおやつ勝手に取った!
   怒ってよ!!」
母親「お兄ちゃん、人の物を勝手に取るなんて
   そんなの泥棒がすることだよ。
   もうそんなことしちゃダメだよ。」
 兄「もう食べてしまったもんね。
   残念でした。」
 弟「返してよ!」
母親「ほら、あなたには違うお菓子をあげる
   から。これでいいでしょ。」
 弟「あのお菓子がいい!」
母親「いつまでも怒ってないで~。
   無くなったものは戻って来ないんだから
   もう諦めなさい。」
 弟「僕のおやつ~!!(泣き続ける)」
母親「いい加減にしなさい!」
 兄(さっさと遊びに出かけてしまう)
 
22hibikanai.jpg
 
☝では次に心理カウンセラー塚田と
 クライアント様のやり取りです。
   ・塚田=母親役
   ・クライアント様=弟・兄・父親役
    (それぞれの立場になったつもりで
     母親役と会話します。)
 
8)実践会話例            
 
◆◆◆ 母親と弟 ◆◆◆
 
 弟「お兄ちゃんがおやつを勝手に取った!
   怒ってよ!!」
母親「おやつを取られちゃったの?」
 弟「うん。お兄ちゃんのこと怒ってよ!」
母親「楽しみに食べようと思って
   とっておいたのに、無くなってしまって
   とても残念だったのね」
 弟「(怒りが小さくなる)
   お兄ちゃんだけ二つ食べたよ。」
母親「そうだねぇ。」
 弟「僕も二つほしい!」
母親「そうね、じゃあ後であなたにも二つ
   あげるね。」
 弟「本当?」
母親「本当だよ。これは私達二人の約束ね。」
 弟「うん!(笑顔になり、納得した様子)」
 
◆◆◆ 母親と兄 ◆◆◆
 
母親「お兄ちゃん、弟のおやつを
   食べちゃったの?」
 兄(ムスッとした表情で黙っている)
母親「自分のおやつ食べちゃったけど
  (弟のおやつを見て)美味しそうだから
   我慢できずに食べちゃったのかな?」
 兄「、、、。」
母親「あのおやつはお兄ちゃんの
   大好物だもんね」
 兄「、、、うん。」(緊張がゆるんでいる)
母親「でもお母さんは兄弟ゲンカを見ると
   悲しくなっちゃうな。
   もしもまたこんな事があったら
   どうする?」
 兄「、、、、、ガマンする。」
母親「ガマンしてみる?」
 兄「うん。」
母親「そっか。」
 兄「お母さん、遊びに行ってもいい?」
母親「もちろん。」
 兄「行ってきます!
  (明るい表情で外に出ていく)」
 
◆◆◆ 母親と父親 ◆◆◆
 
母親「(父親が子どもを怒鳴りつけた時)
   お父さんはお兄ちゃんに自分より小さく
   弱い立場の子を守ってあげるような子に
   なってほしいと思っているのよね?」
父親(怖く険しい表情をしていたが、
   動きを止めてじっと母親の方を見る)
母親「だから弟を泣かすようなことは
   してほしく無かったのに、
   ケンカを止めないのを見て
   がっかりしたんじゃない?」
父親(いからせていた肩の力が抜ける)
 
 
9)母親がした唯一のこと       
 
母親は、兄に語りかけ、弟に語りかけ、
夫に語りかけ、その度にそれぞれの
怒りや苛立ちが収まっていきました。
 
なぜ母親がそのような言葉がけをできたと
思いますか?
 
(この後答えをお話ししますので、
考えてみたい方はしばらく経ってから
読み進めて下さいね。)
実はここにはある共通のパターンがあるのです。
 
母親がしたことはただ1つ
 
相手の気持ちを予想して、確認する
 
ということです。
よかったらもう一度会話例を
読んでみて下さい。
きっと母親が1つのことを貫いていることが
わかると思います。
 
 弟「うん。お兄ちゃんのこと怒ってよ!」
母親「楽しみに食べようと思って
   とっておいたのに、無くなってしまって
   とても残念だったのね。
 弟「(怒りが小さくなる)
   お兄ちゃんだけ二つ食べたよ。」
 
母親「自分のおやつ食べちゃったけど
  (弟のおやつを見て)美味しそうだから
   我慢できずに食べちゃったのかな?」
 兄「、、、。」
母親「あのおやつはお兄ちゃんの
   大好物だもんね。
 兄「、、、うん。」(緊張がゆるんでいる)
 
 
母親「だから弟を泣かすようなことは
   してほしく無かったのに
   ケンカを止めないのを見て、
   がっかりしたんじゃない?
父親(怒らせていた肩の力が抜ける)
 
 
これはコミュニケーション講座の中でも
お話ししているとても大事なポイントです。
さらに母親は、
誰のことも怒ろうとしませんでした。
これも非常に大切な点です。
 
24hibiku.jpg
 
10)心理的ダメージ         
 
この家族の会話はよくある話しに思えるかも
しれませんが、実はとても深い心理学的な
側面を持っています。
 
ここでは弟の心理的ダメージを
考えてみましょう。
 
兄に勝手におやつを取られて
一生懸命返してほしいと頼んだのに、
逆にいじめられたり
母親からガマンを強いられたり
父親からは怒鳴りつけられる。
 
こんな場面で子どもが受ける心の傷は
かなり大きいのです。
 
「一生懸命返してと言ったのに       
イヤな思いをした」            
「最後は怒られて怖かった」        
「主張すると悲しいことや怖いことが起こる」
 
このように子どもの中では
ネガティブな思い込みが一瞬にして
根付いてしまうことがあるのです。
 
その思い込みが大人になっても        
事あるごとにその人を脅かすのです。     
 
例えば
職場では自分の意見を主張できず
人の言いなりになってしまったり、
意見を求められる場では
身体が強張ったりするのです。
 
もはや本人は自分がなぜそうなるのか    
覚えてもいないのです。          
 
覚えていたとしても、
意見を言うべき時に言えない
自分のことをどうすればいいかわからずに  
苦しむことになります。          
 
25furueru.jpg
 
このような心理的ダメージに辿りつくことは
カウンセリングの場では
決して珍しくありません。
 
ですから過去を癒し、
現在の生き辛さを解消していくプロセスを
経ていくのです。
 
それが未来を変えることにもなるからです。
 
こういった傷をほったらかしにしておくと、
さらなる弊害を作り出すことがあります。
 
弟自身が親になった時に、
自分の親と同じことを
子どもにしてしまうのです。
 
もちろん本人はそんなことは
望んでいなかったとしてもです。
 
なぜなら親のやり方を見て、
それを学習してしまったからです。
他のやり方を知らないのです。
 
 
カウンセリングルーム楽庵の
コミュニケーション講座は、
一般的な話し方講座ではありません。
 
自分の心を癒しながら学べる内容に
なっています。
毎回必ずコミュニケーション方法に
プラスして、心の成長を促すワークも
取り入れています。
 
まずは受講生の方が丈夫で豊かな心を
手に入れること。それを重要視しています。
 
 
26kanban.jpg
 
 
 

一覧へ戻る

お申込みはこちら

TEL:090-2835-2614

BLOG

楽庵

  • お申込みはこちら
  • TEL:090-2835-2614

    カウンセリング中は電話に出ることができません。後ほどかけ直しますので、しばらくお待ち頂くか、申込みフォームからお申込み下さい。

  • カウンセラー紹介
楽庵
〒920-1152
石川県金沢市田上

人間関係や仕事、恋愛などの悩みを抱えていませんか?金沢の心理カウンセリングルーム楽庵では「聴く」と「導く」の両方面からサポートします。

page top